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ホンハイ(鴻海)のシャープ買収もたつきの理由は?台湾メディアが痛烈批判!海外の反応「不誠実だ!」「中国人の話を信じられる?」

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ホンハイ(鴻海)のシャープ買収が1月近くもたついている。

その理由はシャープ側にあるのか、
ホンハイの戦略なのか?台湾メディアが、日本企業や日本社会の「無責任構造」が原因と批判している。
この原因についての海外と日本の反応は?

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が経営再建中のシャープを買収する契約の締結が、
2月25日のシャープの臨時取締役会で買収提案受け入れを決定した翌日に設定された予定日よりも1カ月近く遅れている。
シャープが締結直前に出した偶発債務(当初、最大で3千億円以上)のほかに鴻海がシャープの業績見通しに懸念を抱き、
主力取引銀行に追加的な金融支援を求めているためである。
鴻海はシャープの2016年1~3月期業績が明らかになってから正式に調印する意向だという。

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ホンハイ(鴻海)のシャープ買収もたつきの理由は?海外の反応

この締結もたつきの原因について、日本、海外からそれぞれ厳しい意見が出ている。
台湾の新聞「中文時報」が3月17日に発表した論説で、この原因は、
日本企業や日本社会の「無責任構造」にあると述べている(中国新聞網の報道より。中文時報の記事はネット上では見つからなかった)。

中国新聞網の報道(一部抄訳)は以下である。

シャープの発展に最も責任を負うべきは、経営者、主要取引銀行、大手株主の三部門だが、
誰も実質的な責任を取ろうとしない。

それどころか鴻海の破格の買収条件を通じて、退陣を回避し、債券を放棄してもらって、損失を免れようとしている。
分析によれば、鴻海のシャープ買収案件は4年前にスタートしたが、シャープは今年2月29日になって初めて責任を担う部署を設定し、
責任者を指名して鴻海の郭台銘会長との交渉に当たらせた。
外部では、これまで責任を担う部署と責任者がいない状態で鴻海と交渉を行っていたことに驚きの声が広がる。

日本で大ヒットしたテレビドラマ「半沢直樹」では、「社員は優秀だが、経営者は無能」という日本型組織が抱える病を描いていたが、
会社に対して悪いことをした人も良いことをした人も、最後は同じ会社にとどまることになったという筋書きであった。
この筋書きは日本人であれば理解できるが、中国人にはこうした日本企業や日本社会の「無責任構造」がまったく理解できない。

作家の故山本七平氏は1977年に出版した「空気の研究」で、自身の日本陸軍時代の経験を元に、
中枢機能の弱さこそが日本軍が第2次世界大戦で敗北した根本原因だと述べている。
日本軍は訓練不足で負けたのではなく、配備がうまくいかなかったから負けたのだ。
全体的な目標がはっきりせず、上からの指示が明確でなかったことが、
下の組織の暴走を引き起こすという負の連鎖に陥ったことにより負けたのだと訴える。

2011年3月11日に起きた東日本大震災と原子力発電所の放射能漏れ事故の後、
ポストモダンの政権といわれた民主党の時代感覚が無力であることが明らかになった。
時代は反動を迎え、近代的価値を主張する安倍政権が流れに乗って登場した。

結果はすでに歴史の中に記されているが、安倍政権の「強い日本を取り戻す」、「一億総活躍社会」、
「憲法改正による自立」といった人を惑わす近代的スローガンは、
今だに政権を支え47%の支持率をもたらしている。
同論説は死後20年を迎えた国際政治学者の高坂正堯氏を取り上げ、高坂氏が存命で今の日本を見たら、
「日本人はあと何回幻滅したら気が済むのだろう」などと嘆くに違いないと述べている。

日本の社会構造、日本人の文化にまで、言及したなかなか厳しい指摘です。

ホンハイ(鴻海)のシャープ買収もたつきの理由についての日本の反応と海外の反応を比べて見ましょう。

■ホンハイ(鴻海)のシャープ買収もたつきに関する海外(中国)の反応
中国新聞網の報道に対するコメントではなく、現在のもたつき状況についての微博(中国ブログ)の網友のコメントです。

哈哈哈8888:シャープは不誠実だ。ホンハイは、買収を中止するのが最も良い。
3月23日 20:27

北京乡下老男人:郭たちのいつものペテンさ。
3月23日 00:27

龙小的微博:産業革新機構は買う気もないのに、価格を吊り上げた。
ホンハイは、いくらで買うのか?最後はシャープだ。このような混乱を引き受けるのはホンハイしかない。
(結果を)目をこすって待っている。
3月22日 22:07

champlo:シャープは最初に自身の負債を隠していた、自分ではプレイせずに、プレイさせていた。
3月22日 20:40
龍在长0827:結局買う金はないということ?
3月22日 20:30

Sealsteam6(上海):あれ?中国人の話を信じられるの?
3月22日 20:30

新雨空山2011:買収の必要はないようにみえる
3月22日 20:29

 

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■ ホンハイ(鴻海)のシャープ買収もたつきについての日本の反応

*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

シャープの将来的に懸念のある負債を知らせるのが、遅かったのか、
このようなことは、軽微なことで、不誠実に当たらないのか、
はっきりしたことはわかりません。

また、この事態がホンハイが最初から仕組んでいた駆け引きなのか
どうかも不明です。
ただ、このような状況にしたシャープの経営陣が、退陣することなく、
そのまま経営を続けるというのも、不自然な感じがします。

ものごとの決断が遅く、上層部が自分で、判断せず、
責任を取らないとうのは、どこの日本の会社にもよく見られることです。

厳しい台湾のメディアの指摘を完全に否定することは出来ません。
シャープだけの問題とせず、我々ももう一度考えてみる必要がありそうです。

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