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コーチ4年で井村雅代は中国の評価をどのように変えたか?現地メディアから探ってみた!

井村雅代は、中国から招聘され、2度の約4年の中国代表チームのコーチを経験した。
その間、日本を裏切ったとの激しいバッシングを受けたなかで、出かけた現地で、
彼女はどのように中国の信頼を得て、指導し、評価を変えていったのか当時の現地メディアの記事を追ってみた。

5月1日に、リオ前の最後の実践の場となったシンクロナイズドスイミング:ジャパンオープン兼日本選手権で、
課題を残したものの日本代表チームが優勝した。代表チームを率いるのが、井村雅代コーチである。

2014年2月、井村雅代が10年ぶりに日本代表コーチに復帰して、約1年半後の2015年8月、世界選手権カザン大会(ロシア)で、
日本のシンクロナイズチームは7種目中4種目で、銅メダルを獲得し、
世界選手権では4大会ぶりとなる銅メダルを獲得と、日本復活をアピールする大会となった。
この結果はリオオリンピックでのメダル獲得に希望を持たせた。



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コーチ4年で井村雅代は中国の評価をどのように変えたか?

井村コーチが2004年に日本代表コーチを退任するまで、
オリンピックでは84年のロサンゼルス大会から2004年のアテネ大会まで6大会連続メダル獲得
という輝かしいコーチ歴を刻んでいた。
その後、数多い日本からのパッシングを受けながらも、
2006年からの中国チームのコーチとして、指導にあたった。

中国コーチ時代は2期に分かれます。
1期が2006年12月から北京オリンピック(2008年8月)終了後の2008年9月までの約1年8ヶ月、
2期が2010年9月から2012年のロンドンオリンピックを経て、
2013年5月にイギリス代表のコーチに就任までの2年8ヶ月です。

特に、1期では、中国チームのレベルが低く、選手たちの信頼もまだない状況で、
開催国として、北京オリンピックでメダルを取ることを目標に掲げた訳ですから、大変なプレッシャーがあったと思います。

加えて、日本国内からは、競合する中国チームを指導することに対する裏切り者との非難は
マスコミ、日本シンクロの首脳陣を含め、すさまじかったようです。

当時の中国のメディアにも、報酬が高すぎるのではないかとの記事が載っているほどでした。
しかし、就任からわずか3ヶ月の、2007年3月の世界水泳メルボルンでデュエット、チームそれぞれ、
4種目で4位とそれまで、6位か7位でしかなかったシンクロナイズドスイミングで、
大躍進を遂げさせ中国での彼女を見る眼が一変した

中国チームを強化するため、日本からトレーナーを呼び寄せ、
食事の改善の指導から始める、筋肉を増やして肉体改造、
インナーマッスルを鍛えるトレーニングを組み合わせることで、
そしてもちろんあの厳しいトレーニングで、劇的にチームを変えていった。

そして約束どおり、2008年8月 北京オリンピックで、
中国代表をチーム種目で銅メダルを獲得させた

第2期では、この基礎にさらに積み上げ、2012年 ロンドンオリンピック中国代表を、
デュエット種目銅メダル、チーム種目銀メダルという一段上の成果を挙げた。

この間日本チームは、北京のデュエットで銅メダルを獲得、
その後の世界選手権でもメダルに届かず、2012年の ロンドンオリンピックでは最高順位5位と、
とてもメダルどころではない状況までに陥ってしまった。

井村コーチの存在がどれほど大きかったか、非常にはっきりと事実が証明している。

これまでの彼女の歩みを見てみましょう。
2004年8月 アテネオリンピック後、日本代表コーチを退任する。
2006年12月 中国代表チームのヘッドコーチに就任する。
2007年3月に行われた世界水泳メルボルンで中国代表、デュエット種目、チーム種目それぞれ、4種目で4位となる。
2008年8月 北京オリンピック 中国代表、チーム種目銅メダル獲得する(日本デュエットで銅メダル)。
2008年9月 契約終了にともない中国代表チームの監督を退任する。
2010年9月 中国代表のヘッドコーチに復帰する。
2012年8月 ロンドンオリンピック 中国代表、デュエット種目銅メダル、チーム種目銀メダル(日本メダルなし)。
2013年5月 イギリス代表のコーチに就任する。
2014年2月 日本代表コーチに復帰する。
2015年8月 世界選手権カザン大会で、日本代表は7種目中4種目で、銅メダルを獲得する。

現地メディアから探った井村雅代コーチは中国の評価をどのように変えていったか?



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彼女の、指導力の高さは定評のあるものでしたが、どのように中国に溶け込み、
一挙にレベルを上げたのか?その過程には、様々な困難があったと想像されます。
そこを中国のメディアの記事を手がかりに、さかのぼり調べてみましょう。

<2006年12月 中国代表チームのヘッドコーチに就任>
2006年12月29日 網易体育より
井村雅代はシンクロの母との評判で、1978年に日本チームを指導はじめてから全部で11のオリンピックのメダルをチームにもたらしたと
実績を強調しているものの、メルボルンの世界大会を経て、北京オリンピックまでの契約で、
年30万ドルは、高すぎるのではないかと、中国内のコーチの報酬と比較して述べている。

さらに、2006年秋に、中国チームは欧米にコーチを要請したが、
家族の問題などの理由で、断られ、56歳で独身の井村に決まったとも述べている。

丁度このとき、井村は日本シンクロ協会の部長の金子正子と対立しており、
毅然と日本水泳協会委員等を辞職して、中国に来たと内情も書いている。

即ちこの段階では、日本での今までの実績は認めるが、
果たして報酬に見合う成果を出してくれるのかという論調であった。

<2007年3月 世界水泳メルボルン大会>
2007年03月25日 深圳新闻网より
本当の井村雅代を知りたい!と中国記者が世界水泳メルボルン大会の合間に
20分の時間をもらってインタビューしました。

なぜ、日本での非難を受けても、中国に来たのか、中日友好のためか?
鬼コーチもしくは選手の目に母と映っているのか?独身か家族がいるのか?

コーチとして、1月以上がたった。中国メディアは本当の井村雅代を知ることができず、
ミステリアスな存在となっている。
中国人記者はここでも井村に罵声を浴びせる日本の記者がいたと書いている。
3,4カ国から、コーチの招聘があったが、北京オリンピックの主催国の中国のシンクロの素晴らしさを世界に示し、
それが日本のコーチ技術の素晴らしさを示すと考え、中国を選んだ。私は、中国のシンクロの歴史を作るために来た・・・・・・。

家族について、「夫、私とサブで幸せな家庭を作っている」実生活では、「シンクロの鉄の女」は優しい人のようである。
井村が中国に来たとき、メディアは独身だと報道した。
井村は微笑んで、「ほんとは、夫がいますが、子供はいない。
サブは犬のペットだが家族の一員です」と家族構成を紹介した。

井村の夫は井村と同様(井村も教員であった)高校の体育先生で、高校教員を務めている。
夫はいつも私を励ましてくれる。ときがくれば、中国に呼んで私の仕事ぶりを見てもらう」とにっこり微笑んだ。

珍しく家族のことを話しています。過去の日本のネットでは、独身かどうかが話題となり、
結局分からずじまいで、たぶんシンクロに一生をかけた独身だろうとなっています。

ここでは、中国人記者に気が緩んだのか、非常に具体的な話をしています。
でも、このような個人的なことはそっとしておきたいと思います。

2007年11月12日 北京日報より
井村は特別に日本からトレーナーを呼び寄せ、彼女の仕事のアシストさせた。
選手の筋肉を増強した。強化トレーニングの9ヵ月後、筋肉の形態に大きな変化が現れた。
「現在メンバーの腹、背などの筋肉の力量は大進歩を遂げ、動作を完成させるのに十分にまでになった。
これで、今後のトレーニングで非常に大きな進歩が望める」と井村は満足そうに述べた。

近年、中国シンクロの成績は猛烈に進歩しており、2006年12月ドーハのアジア大会では初めて優勝した
(このとき、井村はまだ、中国チームのコーチとして契約していなかったが、
12月の契約時期とこの日本のシンクロにとっての激震が重なったこともあり、バッシングとなったようだ)

以上のように、詳しくトレーニングの方法を紹介しているとともに、最近の大きな進歩を褒め称えており、
井村に対するマスコミの論調が世界水泳メルボルン大会で成果を挙げて以降一挙に信頼に変わったことがうかがわれます。

2008年04月19日  新華網より
「私は大変ハッピーだ」と日本のシンクロの母井村雅代が中国での一年余のコーチと生活をコメントした。
井村は、2016年末に、中国チームを北京オリンピックで、メダルを取らせるのを目的として契約した。
契約が、ドーハのアジア大会で、中国が始めて日本を破り二つの金メダルを取った時期と重なったため、
日本で、「謀反」「罪人」と罵声を浴びせかけられた。

「訓練するのに、国境はない」と井村は言う。中国チームは身体条件が良く、
シンクロへの情熱が井村の心を動かせた。
「井村は鬼コーチ」と言われているが、と記者がある選手に聞くと、
普段の生活ではとても穏やかだと笑って返事した。
中国生活を楽しんでいる井村だが、少なからず中国語も勉強している。
インタビューが終わったとき、ユーモラスに、「謝!謝!」と言った。
最後に、私は北京オリンピックでの結果を恐れないといった。

<2008年8月 北京オリンピック>
2008年8月16日 体坛周报
中国チームは、以前と比べ筋力が増し、力強くなった。日本でのトレーニング法を持ち込み、
数十年日本や欧州から遅れているといわれていた中国のシンクロを世界レベルに引き上げたと井村のトレーニング法を絶賛している。

この後、日本への復帰も考えたようだが、
井村に対する反発が強かった日本のシンクロ協会は彼女を招聘することはなかった。
<2010年9月 中国代表のヘッドコーチに復帰>

以上が中国のコーチ生活で、最もポイントとなった1期目の振り返りである。
今考えると、最初の3ヶ月で、成果を出し、信頼を得たというのが大きな節目であった。
それにしても、指導者としての信念を国が変わっても貫き通し、
鬼コーチとしてスパルタトレーニングを課しながら、成果を挙げて、選手から慕われるというのは、並大抵ではない。



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■ 井村雅代の指導法に対する日本の反応

*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

最初に井村が中国に出かけたときのバッシングは何だったのだろう。
日本人の心の狭い面が、出たのであろうか?
井村雅代にせよ、サッカーの岡田武史にせよ、信念を持った指導者には、国境などはないのであろう。

井村コーチがこれまで経験を生かし、リオオリンピックで、
日本代表チームが8年ぶりのメダルを獲得することを信じている。
■関連記事
中国から8年ぶり復帰のシンクロ井村ヘッドコーチは、チームでもメダルを獲得できるか?海外の反応は?

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