中国をはじめとした海外のノーマルな反応を知っていくウェブマガジン

menu

NORMAL CHINA

福岡博多駅の陥没の原因は本当に地下鉄工事だけなのか?過去にも起きていた道路陥没!

11月8日(火)午前6時頃、福岡県福岡市内・博多駅前通りの道路が縦約30m、幅約27m、深さ約15mにわたって陥没していることがわかりました。

福岡市では9時45分に、博多駅前2丁目から3丁目までの住民に避難勧告を発令し、区内公民館に避難所を開設。午前8時半時点では、福岡空港・国際線ターミナルおよび駅周辺の約172戸が停電しています。

 
地下鉄工事との関連が疑われている今回道路陥没ですが、その原因は「地下鉄工事における偶然発生したミスまたはトラブル」なのでしょうか?福岡市交通局の公式発表と、過去にも発生している道路陥没から、福岡博多駅前で起きた巨大な道路陥没の原因を探ってみましょう。



スポンサーリンク




原因は何だったのか?

福岡市交通局によると、現場では当時、地下30m地点で市営地下鉄の延伸工事中を行っている最中であったとされ、工事中に水が噴出したため工事を中止。

博多署に要請して付近を交通規制してからおよそ5分後に道路が陥没したことから、福岡市では工事と陥没に関連があるとみて、調査を進めています。

福岡・博多周辺の地質特性

福岡県地図でみる博多エリア

(画像:wikimedia cc by User:Ningyou)

建設コンサルタントが公開している地質調査資料によると、福岡県博多エリアを含む旧海岸線は、13世紀の鎌倉幕府時代、元寇に備えて築かれた砂丘が広がっており、現在の海岸線はそれらの砂丘をさらに埋め立てた人口の埋立地である、となっています。

福岡市の市街地が発達する沖積低地は、博多湾の湾奥部南側一帯に広がり、流入するそれぞれの河川に沿って内陸まで分布する。

博多湾岸に沿う今津~香椎の約 20kmの旧海岸線には、13 世紀はじめに「元寇の防塁」が築かれた砂丘が発達している。現在の海岸線はこの砂丘より北側へ移動しており、そのほとんどが人工の埋立地となっている。また、海の中道の砂嘴の上にも砂丘が発達している。
(引用:基礎地盤コンサルタンツ株式会社 地質調査資料より)

また、資料引用に「福岡市の市街地の地質特性」として出てくる沖積低地とは、河川から流れてきた土がたまったことでできた地形のことを指します。

陥没が発生したエリアは埋立地であり、沖積低地で出来ている

河川からの土が溜まることでできる地形「沖積低地」。

その沖積低地の特徴として、一般的に語られるのが、

地下水面が高く、水分に富むこと

利水しやすいため農耕に適するが、水害の危険が高いこと

そして、軟弱地盤が広く分布すること

福岡市交通局の発表にも「地下工事中に水が噴出した」「(水の噴出後)5分後に道路が陥没」とあることから、今回の道路陥没が発生したエリアも、元々の地盤や地質に課題を抱えていたことがわかります。



スポンサーリンク




福岡市交通局の公式発表

福岡市交通局の公式発表

2014年にも起きていた道路陥没

この福岡市博多駅前での道路陥没、実のところ、2014年時にも小規模ながら同様の事例が確認されており、前回の陥没原因は「立坑(土砂を防ぐ工事用の防壁)に土が流れ込んだこと」「地盤改良が不十分であったこと」などが原因として挙げられています。

今回の陥没原因は本当に地下鉄工事のみが原因と言えるのか?

砂丘の上に築かれた人口埋立地であること

河川から滞留した土でできた地形・沖積低地であること

(沖積低地は)水分を多く含む軟弱地盤であること

こうした要素から、今回の道路陥没の原因には、福岡・博多エリアの地形の成り立ちや特性として元々の地質・地盤に課題があったという背景があると言えます。

もちろん、前回2014年の道路陥没で「地盤改良が不十分である」という認識があったにも関わらず、今回のような大規模な道路陥没を再び発生させてしまった施工状況や、市の管理体制、工事の受発注構造などにも問題があるのかもしれません。

交通網や停電など、都市インフラの早期復旧と、事態の収拾が望まれます。



スポンサーリンク




国内の反応

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

スポンサーリンク

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


おすすめ記事

  1. キョンシー肉ピクピク肉の動画に衝撃!日本は大丈夫?海外の反応「絶対中国へいかない」「WHO調査すべき」

  2. ボブディランはノーベル文学賞辞退か?その理由と反応「5人目の辞退者に」「ノーベルより彼の方が偉大だからだ」

  3. イギリス国民投票はなぜ離脱派が勝ったのか?統計で見る実態とは

  4. ドジャース前田健太メジャー強烈デビュー!海外の反応「もうMVPを与えよう」「マントラ忘れないように」

  5. メキシコオープン2016のBS朝日テレビ放送時間は?錦織圭を見れるか?海外の反応「どんな相手も倒すことが出来る」

  6. スイスの地下物流網構築計画に驚愕!海外の反応「次世代物流革命!」「ついでに全人口収容できるシェルターとして」

  7. 中国鉄道輸出でトラブルが!シンガポール都市鉄道が中国製車両156両の大規模リコール!!なぜ?

  8. サムスンに集団訴訟!業績は大丈夫?海外の反応「勝って2.7万円など意味がない」「ノート5にも問題が発生している」「迅速に改善してノート8と交換してくれ」

  9. 2016年アベノミクスの終焉か?海外の反応「人民元への通価を切り下げの圧力が和らぐ」「円高は始まったばかり」

  10. 韓国がノーベル賞取れないのはなぜ?ネイチャーの記事を検証してみた!