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福島原発凍土壁は完成した!いったいいつ汚染水問題は解決する?反応まとめ

今年の1月末当初の計画より大幅に遅れたが、福島原発の汚染水対策の切り札といわれる凍土壁は完成しました。しかし部分的な凍結のみが開始されるということで、いつになったら、汚染水問題は全面解決するか不明です。

東京電力福島第一原発の汚染水対策の凍土壁について、建屋内の高濃度汚染水と水位が逆転して汚染水が漏れ出ることを懸念していた原子力規制委員会は2月15日、海側のみを条件付きで凍結開始を認める方針を決めた。

凍土壁は福島第一原発1~4号機の建屋を長さ1500メートルの「氷の壁」で取り囲み、地下水を遮断する計画である。千本以上の凍結管を地下30メートルまで埋め込み、零下30度の液体を循環させて周りの土を凍らせる。高濃度汚染水がたまっている建屋の地下に流れ込む地下水を抑える抜本策として、約345億円の国費が投入され、9日に工事が完了した。

これまで、スムーズに行ったことがない、原発関連の対策がこの汚染水対策では問題なく進むのか懸念される。
そこで、いままでの凍土壁建設計画及び工事の進行の経緯を、振り返ってみたい。



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福島原発凍土壁は完成した!いったい何時になったら、汚染水問題は解決するのだろう?

これまでの凍土壁建設の経緯を見てみましょう。情報が錯綜しており、まとめるのに、手間がかかりました。また、発生した問題をその後どのように解決したのか不明なこともありました。

2013年5月 経済産業省は汚染水対策として、凍土方式による遮水壁の設置を決めた。
2013年9月3日 汚染水対策の基本方針を決定(320億円を国が支出)。
2013年9月7日(現地時間)東京オリンピック開催決定(安倍首相、汚染水はコントロールされているとプレゼンテイションで発言)。
2013年9月「凍土方式による遮水壁(凍土壁)の設置事業」を手がける事業者を、コンペ方式で公募。
2013年10月凍土壁の設置業者に「鹿島・東京電力」コンソーシアムが選ばれる
2014年4月に海側の凍土壁の試験凍結を始めたが、6月に入っても、十分に凍っていない状態と報じられる。
2014年6月2日 陸側凍土壁の工事開始。
2015年4月 陸側の試験凍結開始。
2015年8月 福島県漁業協同組合連合会(県漁連)が8月7日、サブドレイン(上流側に12本の井戸を掘り、汚染前の井戸水をくみ上げて海に流す「地下水バイパス」)の計画を容認した(これと組み合わないと凍土壁は意味がない)。
2016年1月末 凍土方式による遮水壁完成。
2016年2月15日 原子力規制委員会(汚染水の水位が、流れ込んでいる地下水の水位と逆転し、建屋の外へ汚染水を漏らす心配があった)が、東京電力福島第一原発の汚染水対策の海側の壁だけを凍らせる「部分凍結」を、条件付きで凍結開始を認める方針を決めた。

試験凍結で、十分に凍っていないと報じられてから、氷を入れるなどの続報があったが、この問題がどのように解決されたかの報告は見つからなかった



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では、これまでの経緯、技術的ポイントを見てゆきましょう。

1. 何故汚染水対策として、凍土方式による遮水壁が選定されたのか
ゼネコン4社から地下水流入を抑制する対策工法の提案を受け、鹿島が「凍土壁」、大成建設が「粘土壁」、清水建設が「建屋止水」「周辺 地下水位低下対策」などの組み合わせ、安藤ハザマが「グラベル連壁(砕石による透水性の壁)」をそれぞれ提案した。
施工性、工期、施工エリア(遮水壁延長)の観点から代替案比較がなされて決定されたとなっている。

技術的な観点については、雪氷学会・凍土分科会 のQ&A(2014.12.19)を参考にまとめてみました。
http://www.seppyo.org/~frost/faq.html

2. 凍土方式による遮水壁に実績はあるか?
我が国の凍結会社の国内実績は、年間で平均10件程度。1962年から約600件。
海外実績としては、地盤凍結工事が16件(台湾15件、香港1件:施工中)。
内容は下水道工事が一番多く(約40%)、地下鉄、電力線、地下河川(貯留池)、地下道路などが続く。
代表的な施工事例は東京湾アクアラインのシールド発進防護・地中接続防護。
我が国の最大凍土量は、東京・九段下における河底横断地下鉄工事の37,700 m3に対し、福島第一原発の場合70,000 m3(陸側)と見積もられていた。
放射能汚染水の隔離に人工凍土壁を使ったことはアメリカの凍結会社が、米国オークリッジで実証試験はした程度。

3. 既存凍結工事と福島原発での凍土遮水壁との相違点
都市トンネルでの掘削防護において、強固であるが比較的少ない凍土壁を造成してきた。福島原発の凍土遮水壁は、広い幅の地下水流を遮水する凍土壁である点が異なる。また、大規模凍土量や長期凍結運転という点でも、既存凍結工事とは異なる

なお、この時点では福島で、凍土遮水壁が成功するかどうかは、情報が開示されていないので、なんとも言えないとの結論でした。

以上の経緯、情報をまとめると、放射能汚染水の隔離に人工凍土壁を採用することに、十分な実績、確信があって、決定したのではなさそうだ。東京オリンピック招致のために、無理して対策を打ったのだとも言われている。どんどん溜まって行く、汚染水に手をこまねいているわけにはいかないという焦りもあったと思われる。

もちろん山から地下水が大量に流れ込む海に近い原発事故での汚染水処理を扱うケースというのは、世界のどこにも実績はなかったろうと思われる。

福島原発凍土壁は完成した!についての日本の反応を見ましょう。

■ 福島原発凍土壁は完成した!いったい何時になったら、汚染水問題は解決するのだろう? に対する日本の反応

 

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現場としてはやりきれないでしょうが、ほとんどの意見が、方針、結果を信頼していない厳しい意見でした。

これまでも、東京電力福島第一原発の事故後の対応を巡っては、第三者からみると、
その場しのぎではないかと疑ってしまうケースが何度か見られます。
初めての対応ということで仕方のない面はあるが、
チェック漏れや報告ミスなど基本的なことがなされていないケースも報じられました。

現場は放射線と戦いながらの大変な作業と思われるが、
それゆえにこそ、計画を企画、推進する側は、その場しのぎではない、後戻りのない最善で、
最も迅速な実施をしていただきたいと思います。

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