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NORMAL CHINA

電通が夜10時に消灯するも朝5時に明かり。朝活の火付け役でもあった広告業界の闇と行く末

大手広告会社の電通が、24日より東京港区の本社ビルにて、夜10時以降の完全消灯を実施。
新入社員の過労自殺についての問題を受けての対応として報じられたが、朝5時には社屋に明かりがついているなど、その対応に疑問の声も挙がっています。

夜10時に消灯して朝5時には明かりがつく…いわゆる朝活ブームの火付け役でもあった電通らしい対応とも読めますが、その企業体質が変わらないことに対しての懐疑的な見方が多く挙がっています。



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広告オバケの電通と、広告業界の企業体質

広告会社最大手とも言われる電通の企業体質には、飲みの席での噂話からネット上の片隅まで、まことしやかな武勇伝が数々語られており、今回のニュースにおいても各所から様々な声が挙がっています。

なかでも、元電通コピーライターであり、元電通マンの立場から語られた「広告業界という無法地帯へ」という記事が話題を呼んでいます。

…だから、彼女の個人的なことに関しては何も知らないので、語るべきを持たない。しかし、電通という会社、広告業界という特殊な世界については、少し知っていることがある。

(引用:月刊ショータ「広告業界という無法地帯へ」 https://goo.gl/7Hb7Yf)

…という語りだしから始まる同記事では、

広告業界を走りつづける電通という企業の中身

「電通はなんか知らんが凄いらしい、やってくれる」という幻想

広告クリエイティブという業界構造

絶対神の如くクライアントを扱う業界の悪癖

「電通」というブランドを足蹴に扱うことのサディズム

「どんな無理を言ってもいい存在」になっていく変遷

…といった視点が、元電通マンという、実際を見てきた人間の目線で語られています。

伝説的に語られる「吉田秀雄の鬼十訓」

いわゆる「一流ビジネスマンとしての電通さん」の仕事ぶりを語る上で、伝説的な人物の遺訓として挙がるのが「吉田秀雄の鬼十訓」。

吉田英雄は、従四位・勲二等瑞宝章を受勲する日本の実業家であり、電通の第4代代表取締役社長であり、「広告の鬼」とも呼ばれた人物です。

1 .仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2 .仕事とは、先手々と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3 .大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4 .難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5 .取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6 .周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7 .計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8 .自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。
9 .頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

(引用:Wikipedia-吉田秀雄 https://goo.gl/7t3N9e)



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国内の反応



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過酷な世界に生き残る、ということ

その良し悪しを別として、企業風土として「つかんだ仕事を絶対に離さない」「人を巻き込み、大きな仕事を生む」「日本トップの大きな仕事が人を成長させる」という考え方が語られるのに対して、元電通マンが語る内容には、そうした「仕事への幻想から脱落すること」について触れる内容が多く見られます。

トップ企業の一流ビジネスマンとして現役を走る人間には「数々のふるいに生き残った」という幻想とも自負とも似た奇妙な意識が芽生え、いつしか、仕事とそこに懸ける誇りの呪縛から逃れられなくなってしまう、というものです。

「そっか、ほなそっち行け。お前は仕事覚えるよりもまず、大阪を好きになれ」
自殺した彼女の不幸は、こういう先輩に恵まれなかったことではないだろうか。答えのない想像を巡らす。
(引用:月刊ショータ「広告業界という無法地帯へ」 https://goo.gl/7Hb7Yf)

亡くなった女性の冥福を祈ります。

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