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NORMAL CHINA

2016田中将大の成績が中4日登板で不良は真っ赤な嘘!海外メディアの指摘を検証してみた

米国メディアが指摘する2016田中将大をはじめとする
メジャーリーグの日本人投手の”中4日問題”による成績不良は本当か?
前田健太と2014年からの田中将大の成績で検証してみた結果は?

■2016田中将大の中4日登板では 成績不良!に関する海外メディアの報道

ウォール・ストリート・ジャーナルが、日本人投手の”中4日問題”を5月末に特集した。
5月末に今季メジャー3年目の田中が、中4日での登板で結果を残せていないことを指摘している。
田中は5/27のレイズ戦の試合前まで9試合に先発して2勝0敗、防御率3.24であったが、
中4日登板の3試合では、防御率5.68と打ち込まれているとしている。
一方中5日登板の5試合では、防御率2.23と素晴らしい成績を残している。

一方、前田健太についても、ウォール・ストリート・ジャーナルや大手スポーツメディアの『ESPN』が、
ここまで8試合に登板し、中5日以上空けて登板した試合の防御率は0.97であるのに、
メジャーの標準間隔である中4日で登板した試合では防御率5.16と大きな差が有ることを指摘している。

以上の米大手メディアの日本人投手に対する見方は本当であろうか?



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2016田中将大の中4日登板では 成績不良!との海外メディアの指摘は本当か?

以上の米大手メディアの日本人投手に対する見方は本当であろうか?
本日6月20日時点での、2016年の前田健太と田中将大の成績と、
2014年、2015年の中将大の成績により、この仮説を検証してみた。

なお、開幕試合や、故障後の初めての試合など、
登板間隔が、7日以上空いた試合については中7日として、
登板間隔との相関を田中の2014年以降2016年現在まで、前田の2016年デビューから現在までを見た。

<田中将大の2016年の成績>

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何日間隔を空けてから登板したかと、防御率の表と相関図である。
中4日は、確かに防御率が悪い日があるが(中4日の平均防御率4.78、中5日の平均防御率2.15)、
後で述べるように、この表、グラフから、統計的に、登板間隔中4日と5日に有意な差があるとはいえない。

記者は、5月末の時点で、中4日問題を取り上げ、
6/12に中4日で防御率が7点台になったことをもって、
自説が証明されたようなことを“田中、またも中4日で炎上。『1億5500万ドルの価値がない』”と6/13に書いている。

しかし、、その前の連続した2回の中4日では、防御率は、
1.50と2.57の良い成績を収めているにもかかわらず、このデーターを全く無視し、
自説に都合の良いデータのみを取り上げている。

また、中4日での防御率が極端に悪かったのは、
5/11と5/16の試合のみであり、4/18には、2.57を出している。
少しでも、統計の知識のあるものであれば、数も少ない上に、
大きなばらつきを持つデータから、このような結論を出すことはありえない。

<前田健太の2016年の成績>

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米国メディアは、5月末の時点で、
前田についても中4日問題があると指摘している。

田中と同様に、見てみると、この場合も、中4日、中5日とも大きなばらつきがある。
それぞれの平均をとれば、中4日が4.28、中5日以上が1.87と差があるように見えるが、
中4日の防御率を押し上げているのは、5月12日、17日の7.2と9.0という異常値であり、
このような大きなばらつきのあるなかで、少数のデータを基に、結論を導き出すことは、できない。

前田の場合も6月に入り、落ち着きを取り戻し、中4日で、1.35,1.42と却って、
6月に入ってからの中5日より良い成績を挙げている。

前田の場合は、単純に登板日で見ると、最高のデビューをし、勝ちを続けた4月から、
5月に入って調子を落とし(各打者が慣れてきた要因もあるのかもしれません)、
またそれに対応し、6月に入ると調子を取り戻してきているというように素直に見ることもできる。

なお、前田は、春先に調子が良いとの説は以下のように、normalchinaが、
デビュー時に予測していたことであり、その説が当たっているとも言える。

ドジャース前田健太メジャー強烈デビュー!海外の反応「もうMVPを与えよう」「マントラ忘れないように」

 

それでは、過去にさかのぼり、田中の2015年の成績を見てみましょう。
<田中将大の2015年の成績>

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中4日は4日間しかありませんが、防御率平均3.14で、
中5日以上の平均4.14を逆に上回っています。
同様に、田中の2014年の成績はどうでしょう。
<田中将大の2014年の成績>

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中4日は4日間あり、防御率平均5.40 で、
中5日以上の防御率平均4.29をわずかに上回っています。

統計処理のため、数の多い、田中の2014年から現在までの
すべての中4日と中5日以上の平均防御率と、標準偏差を計算してみた。

19試合 中4日 平均防御率3.53
58試合 中5日 平均防御率3.73 全体の標準偏差σ 3.97

となった。中4日のほうが、平均防御率がわずかながら、低いが、
標準偏差が4近くあるので、差あるとは言えないことが明らかです
(2σ以上の差がないと、統計的に差があるとはいえない)。

従って、彼らの主張する「中4日問題」が過去のデータからは言えず、真実でないことが明白です。



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■ 2016田中将大の中4日登板では 成績不良だ!に関する日本の反応

*規約に準じて掲載しております。もし掲載不可でしたらすみやかに削除しますのでお問い合わせください。

登板間隔より、本人の調子(疲れは影響するかも知れませんが)、
相手チームのバッティングの状態、環境(温度、湿度、風等)など他に、
防御率を左右する要因はいくらでも数え上げられます。

高い年俸で、成績を上げないことに、いらだって、
MLBの標準の登板間隔中4日に慣れないからだという乱暴な仮説を主張するのは、
米国のスポーツ記者の質を疑ってしまいます。

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