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PPAPでも話題に挙がる村上春樹がノーベル賞を獲れないのはなぜか?

PPAP・ペンパイナッポーアッポーペンで脚光を浴びたピコ太郎と、日本が誇る文学作家・村上春樹の奇妙なコラボレーションが話題になっています。

もしも、あの村上春樹が「ペンパイナッポーアッポーペン」を小説にしたならこうなる、というTwitter上でのジョークツイートが発端です。

世界50か国語に翻訳され、全世界じゅうに数千万人の読者がいるとも言われるハルキ・ムラカミ

日本が世界に誇る国民的文学作家である村上春樹

幾度となくノーベル賞受賞の噂も囁かれましたが、今回も文学賞の受賞には至りませんでした。

ピコ太郎のPPAP騒動においても「文学小説の代名詞」としてその名がジョークとして挙がる村上春樹が、ノーベル文学賞を獲れないのはなぜなのでしょうか?



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もしも村上春樹が「ペンパイナッポーアッポーペン」を小説にしたら

過去に、就職活動として「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」というジョークサイトを発表し、ネット上の話題をさらったWebプランナー・菊池良さんによるTwitterでのジョークツイートです。

同じくネットメディアによって一躍脚光を浴びたピコ太郎の「PPAP・ペンパイナッポーアッポーペン」を、文学小説家・村上春樹が書いたら、という内容で国内の反響を呼びました。



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日本文学の象徴としてジョークにもなる村上春樹、なぜノーベル賞を獲れないのか?

これまでにも、日本の各メディアや、熱狂的なハルキスト達によって、村上春樹ノーベル賞受賞のウワサが何度も囁かれましたが、2016年10月現在、またも受賞の一報が報じられることはありませんでした。

村上春樹氏は、言わずと知れた国民的・文学作家であり、世界50か国語でも出版されているなど、その活躍は国内に留まりません。

村上春樹の新刊でもある自叙伝的エッセイ「職業としての小説家」のなかでは、自身が獲り損なった芥川賞についてこう述べています。

「”村上春樹はなぜ芥川賞をとれなかったか”のような本が出るほど、世間の人が気にするのは不思議だ」

「(意味のあるものを生む手応え、それを評価してくれる読者がいるのなら)作家にとって、賞なんてどうでもいいもの」

(参考:文芸批評家・市川真人「ノーベル文学賞はなぜ村上春樹に与えられないのか」:http://ironna.jp/article/2160)

当の本人にとっては、ノーベル文学賞を獲れない、という世間の反応について、「なぜ取れないのか、ふさわしいのか」と問うことそれ自体も意味を成さないことなのかもしれません。

欧米諸国以外に暮らす作家が、ノーベル文学賞にノミネートされるための条件として「代表作品のうちいくつかが、英語または欧米諸国の言語に翻訳されていること」があります。

そうした点を考慮しても、読者数、翻訳言語、出版諸国、いずれも世界トップレベルの国際的作家であるともいえる村上春樹がノーベル賞を受賞できないのはなぜなのか?一体どんな理由があるのでしょうか?

村上春樹が若者に訴えかけるテーマが持つ「受賞できない理由」

若者を中心として、全世界に読者を持つ村上春樹ですが、その小説のなかで描かれるテーマには、ある共通した特徴が存在すると言われています。

若者がその心の内に抱える「喪失感」と「孤独」-。

村上春樹の文学世界には、そうした喪失と孤独をただただ「消極的」に追認するだけの意思しか存在しえない、というものです。

かの大江健三郎は、村上春樹の文学特性についてこう語っています。

「村上春樹の文学の特質は、社会に対して、あるいは個人生活のもっとも身近な環境に対してすらも、いっさい能動的な姿勢をとらぬという覚悟からなりたっています。その上で、風俗的な環境からの影響は抵抗せず受身で受けいれ、それもバック・グラウンド・ミュージックを聴きとるようにしてそうしながら、自分の内的な夢想の世界を破綻なくつむぎだす」

(原文:大江健三郎「戦後文学から今日の窮境まで」)

こうした「文学が読者に提示するテーマやビジョン」にこそ、村上春樹がノーベル文学賞を獲ることができない理由があるのかもしれません。



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